声で話すだけ!AIが自動で書き起こす「自分史」作成入門
AI執事「トゥエ」と学ぶ!中小企業のためのやさしい生成AI活用術
目次
キャラクター紹介

生成AI執事トゥエ
生成AI執事

おと
リネン室の母
お悩み – ノートは白紙のまま?“話すだけ”なら一歩進めます

おと
子どもや孫に、自分の人生のことを残しておきたいなと思うの。
でも、いざ書こうとすると、何から書けばいいのか分からなくて…。
それに、パソコンで長い文章を打つのも苦手で、すぐに挫折してしまうのよね。

生成AI執事トゥエ
そのお悩み、よく分かります。ですが今は、“話すだけで自分史が作れる時代”なんです。
ChatGPTやGeminiなどのAIを使えば、スマホやパソコンに向かって“思い出を話すだけ”で、自動的に文字にして整理してくれます。
文章力も特別なスキルも必要ありません。

おと
話すだけで…自分史が?そんなこと、本当にできるのかしら?

生成AI執事トゥエ
もちろんです。今日はそのやり方を、初心者の方にも分かりやすくご案内しますね。
書き起こしって何?音声入力で自分史が動き出す

おと
“書き起こし”って言葉をよく聞くけど、実際には何をするの?

生成AI執事トゥエ
“書き起こし”とは、話した言葉をそのまま文字にすることです。
スマホやパソコンに向かって話すと、AIがその音声を文字に変えてくれる。それが“音声入力”です。
つまり、あなたが話すだけでAIが“記録係”になってくれるんですよ。

おと
なるほど! それなら書くよりずっと気軽ね。
でも、どうして“声で話す”のがおすすめなの?

生成AI執事トゥエ
理由は3つあります。
-
ラクチン!
指で文字を打つ必要がなく、話すだけでOK。肩も凝りません。 -
気持ちがよみがえる!
書こうとすると構えてしまいますが、話すと自然に感情が出て、“あの時”の情景が浮かびやすいのです。 -
思い立ったらすぐできる!
散歩中や寝る前など、ふとした瞬間にスマホへ話しかけるだけ。思い出を逃しません。

おと
便利そうだけど、具体的にどうやって使えばいいのかしら?

生成AI執事トゥエ
では、スマホを使った3ステップでご説明します。
ChatGPT・Geminiでできる!かんたん「3ステップ自分史」
【ステップ1】アプリを開く
スマホもしくはパソコンでChatGPTまたはGeminiを起動します(どちらも無料で始められます)。
【ステップ2】マイクマークを押す
チャット画面にある🎤マークをタップ(パソコンの場合はクリック)します。

ChatGPTの音声モードは入力欄の右側のマイクのマークをタップするとスタートします。

Geminiでも同様に、音声モードは入力欄の右下のマイクのマークをタップするとスタートします。
【ステップ3】思い出を自由に話す
昔の出来事や印象的なエピソードを、友人に話すように話してみましょう。
- Geminiはリアルタイムで自動で文字に変換(書き起こし)してくれます。
音声入力を終了するときは🎤マークを再度タップしてください。 - ChatGPTはスマホの場合、右側の↑をタップすると、音声入力が終了し、かつ自動的にチャットに送信されます。
パソコンの場合、下の✓マークをタップすると音声入力が終了し、文字に変換(書き起こし)してくれます。
※✓マークの隣の×をタップすると音声入力を取り消します。

スマホ版ChatGPTの画面

パソコン版ChatGPTの画面

おと
たったそれだけで“文章”になるの?

生成AI執事トゥエ
はい。そしてAIにこう頼めば、AIが書き起こしを読みやすい文章に直してくれます。
「この書き起こしを読みやすく直して。自分史の日記のように、自然な文体でまとめてください。」
そうお願いするだけで、ChatGPTやGeminiが“下書き”をきれいに整えてくれるのです。
※音声入力を終了した時点では、書き起こしはスレッドに送信(=保存)されていません(入力欄に書き起こされているだけ)。
このため、話し終わった後は必ず音声入力を終了→入力欄の書き起こされた文章に「この書き起こしを読みやすく直して。自分史の日記のように、自然な文体でまとめてください。」と追加し、チャットに送信(=保存)するようにしてください。
もっとスゴイ!AIが手伝う「自分史」応用ワザ3選

おと
なるほど。話すだけでもう文章になるのね。
でも、もっと内容をふくらませるコツはあるかしら?

生成AI執事トゥエ
ありますとも。ChatGPTやGeminiを“ちょっと工夫して”使うと、あなたの記憶をさらに鮮やかに引き出してくれます。
【応用ワザA】 AIが“インタビュアー”になって聞き出してくれる

おと
一人で話していると、何を話せばいいか分からなくなってしまいそうになるのよね…

生成AI執事トゥエ
そんな時はAIに“聞き手”になってもらいましょう。
使い方(ChatGPT・GeminiどちらでもOK)
あなたはプロのインタビュアーです。私の“学生時代の思い出”について、やさしく質問してください。
AIはこう返します。
学生時代で一番夢中になったことは何ですか?
あなたが答えると、AIは次の質問をしてくれます。
それは素敵ですね。その時、印象に残っている出来事はありますか?
こうして会話を続けるだけで、自然に思い出が言葉になり、文章として残っていくのです。
【応用ワザB】 写真1枚から物語をふくらませる

おと
昔のアルバムを見ると、いろんなことを思い出すわよね。

生成AI執事トゥエ
ええ。Geminiなど画像対応AIなら、写真を見せながら文章を作れます。
使い方
- スマホで古い写真を撮影。
- AIにこう伝えます。
これは私が七五三の時の写真です。この写真をもとに自分史の文章を作りたいです。
するとAIはこう返してくれます。
可愛らしい着物ですね。どこの神社で撮った写真ですか? ご家族の思い出も教えてください。
思い出を語るうちに、AIが写真に合ったキャプション(説明文)も考えてくれます。
【応用ワザC】 AIが“編集者”になって本の形にまとめてくれる

おと
思い出がたくさん集まったら、“自分史の本”にしたいわ。

生成AI執事トゥエ
いいですね。ChatGPTやGeminiに“編集者”をお願いしましょう。
使い方
これまで話した内容で自分史を作りたいです。全体の目次案を作ってください。
するとAIは、
「第1章 幼少期の思い出」「第2章 青春時代」「第3章 家族との日々」…
のように章立てしてくれます。
さらに、
“はじめに”と“おわりに”も書いてください。
と頼めば、やさしい言葉であなたの人生をまとめた序文・あとがきまで作ってくれるのです。
⑤ 注意点(安全に・楽しく続けるために)

生成AI執事トゥエ
ひとつだけ大切なお話を。
AIは便利ですが、“個人情報”や“他の人の話”には注意しましょう。
- 名前や住所などは公開しないように。
- 他の人が登場する話は実名を避けるか、同意を取って。
- バックアップを2か所に保存(スマホとクラウドなど)。

おと
なるほど。安心して使うための工夫ね。
まとめ

おと
書くのが苦手でも、“話すだけ”なら私にもできそうだわ。
AIが聞いてくれると思うと、少しワクワクするわね。

生成AI執事トゥエ
ええ。自分史は“書く作業”ではなく、思い出を語る時間です。
AIはあなたの“聞き役”にも“編集者”にもなってくれます。
ChatGPTやGeminiをパートナーにして、ぜひ気軽に始めてみてください。
この記事は2025年11月公開の記事です。技術の進化等により一部内容が異なることもございます。






