デザイナーに頼まず、営業資料17ページをAIで作成

デザイナーに頼まず、営業資料17ページをAIで作成
Twelfth=12番目
生成AIを活用し中小企業の課題解決に伴走するパートナー
2026.09.17

モニター募集用の営業資料を、生成AIを使って社内で作りました。全17ページ。結論から言うと、作る時間は圧倒的に短くなりました。また、デザイナーに依頼することなく経営者自身で生成AIと対話し完成させることができました。

01:結論 制作の前工程が、大幅に減った

私たちの軸はデザイン・Web制作の会社です。
ですから営業資料づくりは本業そのもので、いつもの手順があります。

これまで

構成を考える → ラフを描く → 原稿を書く → デザイナーに依頼 → 上がってきたものを確認 → 修正指示 → 再確認 → 完成

今回

AIと相談しながら、構成・原稿・デザインをそのまま形にしていく → 気になったところを直す → 完成

手順が縮まっただけではありません。
間に人を挟まなくなったことで、修正指示という工程そのものがなくなりました。
「ここをもう少し」と言葉にして伝え、返ってくるのを待ち、また伝える。あのラリーが丸ごと不要になったのは、想像以上に大きかったです。

02:構成を、AIが先に出してくれる

今回いちばん効いたのは、実はデザインそのものではなく、その手前の工程でした。

デザイナーに依頼するときは、丸投げというわけにいきません。 「こういう順番で、こういうことを伝えたい」というページ構成を、こちらが作ってから渡します。 この前工程が、地味に時間を食います。

今回はそこを、AIがいきなり形にしてくれました。
ゼロから考えるより、出てきたものを見て判断するほうが、圧倒的に速い。

03:原稿も、そのまま使える水準で出てくる

各ページの文章も、AIが書いたものがベースです。 もちろん手は入れます。少し丁寧すぎたり長かったりするので、削って言い切る形に直しました。

ただ、それはゼロから書く作業とはまったく別物です。 白紙に向かって唸る時間がなくなり、目の前にある文章を良くする作業に変わる。この違いは、書いたことのある方なら分かっていただけると思います。

04:質は、社外に出せるレベルだった

ここが正直、いちばん意外でした。
「AIで作ったにしては」という但し書きが要らない仕上がりになったからです。

配色はブランドカラーで統一され、余白も整い、ロゴの斜線モチーフが全ページに展開されている。 自社サイトと並べても違和感がありません。もちろんロゴやキャラクターイラストなどをAIに渡していますが、微調整してけば良い感じに反映してくれます。

デザイン会社の目で見ても、この資料の用途において、品質は十分でした。
もちろん、ブランドの顔になるメインビジュアルのような仕事は話が別です。 ただ、社内資料や営業資料といった日常的に必要な制作物は、この方法で十分に賄えると確信しました。

05:ひとつだけ、条件があります

ここまで良いことばかり書きましたが、誰がやっても同じ結果になるかというと、そうではないと思います。
条件は「原稿とデザインの基礎知識があること」です。

たとえば今回、こんな指示を出しました。

  • 濃い緑をやめて白基調に。緑は線とアクセントだけに使う
  • イラストは囲みを外して、小さく添える程度に
  • 英字の書体をサイトと揃える
  • 飾りの線は縦に長く、横を細く
  • キャラクターは見出しのすぐ右に寄せる

こう言えば、AIは一度で直してきます。 逆に「もう少し爽やかにして」だと、何度やってもたどり着きません。
 何が違うのかを言語化できるかどうかが、そのまま仕上がりの差になります。

言い換えれば、デザインの基礎知識を押さえていれば、あとは壁打ちで良いものになるということです。
専門的な操作技術は要りません。必要なのは、良し悪しを見分ける目と、それを言葉にする力でした。

06:中小企業にとって、何が変わるか

今回の経験を、お客様の状況に置き換えて考えてみました。

外注していた資料やバナーの制作費が減る、というのはもちろんあります。
ただ、それ以上に大きいのは「作れる回数が増える」ことだと思っています。

これまでは、1回の外注にコストがかかるから、資料は簡単には作り直せませんでした。 内製化できれば、思いついたときに作れて、反応を見て直せる。 判断や試行の回数が、そのまま増えていきます。

削減できるのは費用だけではありません。
「やってみる」までの距離が、大幅に縮まります。

私たちはこれを、自分たちの資料づくりで確かめました。 同じことを、お客様の現場でも一緒にやっていきたいと思っています。

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この記事は2026年09月公開の記事です。技術の進化等により一部内容が異なることもございます。

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