Nano Banana Proで作るインフォグラフィック【基本編】
AI執事「トゥエ」と学ぶ!中小企業のためのやさしい生成AI活用術
更新:2025/12/08
「資料におしゃれな図を入れたいけど、作れない…」
そんな悩み、もう今日で終わりにしませんか?
Nano Banana Pro は、デザインが苦手でも“プロっぽい図解”を数秒で作れるAIツール。
AI執事がその最初の一歩をやさしく解説します。
目次
キャラクター紹介

生成AI執事トゥエ
生成AI執事

ろんた
教育系ITサービスの営業・販促
お悩み – おしゃれな図を入れたいけど、センスがない…

ろんた
会社の資料に、おしゃれな図解(インフォグラフィック)を入れたいんですが…
- デザインセンスにあまり自信がない
- Illustratorみたいな専用ソフトは難しそうで触っていない
こんな状態で、どうにかなりませんかね…?

生成AI執事トゥエ
お任せくださいませ。
実は、最近AI界隈でじわじわ話題になっているツールがございます。
その名も──“Nano Banana Pro(ナノ・バナナ・プロ)” でございます。

ろんた
ナノ・バナナ・プロ…名前は可愛いのに、ほんとに使えるんですか?

生成AI執事トゥエ
名前はポップですが、実力は本物でございます。
今日は、デザイン初心者の方でも Nano Banana Pro を使って、プロ並みのインフォグラフィックを作る方法を、やさしくご案内いたします。
そもそも「Nano Banana Pro」って何ですか?

ろんた
そもそも、Nano Banana Proってどんなツールなんです?

生成AI執事トゥエ
かんたんに申し上げますと、AI画像生成ツールの一種です。
特に秀でているのが、こちらでございます。
『情報を整理して、目に見える形(図)にするのが得意』
一般的なお絵描き系AIは「イラスト」や「アート」が得意ですが、
Nano Banana Proは、ビジネス資料やブログに使える“スッキリした図解・インフォグラフィック”を作るのが上手なのです。

ろんた
それは役に立ちそうですね!
3. Geminiから Nano Banana Pro を呼び出すには?

ろんた
ところで、Nano Banana Proって、どこから使えるんですか?

生成AI執事トゥエ
Geminiから利用なさる場合の、基本的な流れを簡単にまとめますね。
Geminiでの Nano Banana Pro の呼び出しイメージ
- 入力欄の右下で 「思考モード(3 Pro)」 を選択
- 入力欄の左下の ツールボタン から「画像を作成」を選択
- そこで、これからお伝えするような“プロンプト(呪文)”を入力して生成


ろんた
なるほど、“思考モード(3 Pro)+画像を作成”から呼ぶ感じなんですね。
4. 作ってみよう!3ステップで完成する魔法の図解

生成AI執事トゥエ
では実際に、どのようにインフォグラフィックを作るのか、3ステップで見てまいりましょう。
例として今回は、ちょっと遊び心も込めて──
『朝食にバナナを食べるメリット』
という図解を作成してみます。
ステップ1:テーマと要素を決める

ろんた
いきなりAIに『図作って』と投げる前に、やることはあります?

生成AI執事トゥエ
はい、最初に“何を伝えたいか”を整理するのがおすすめでございます。
メモ帳やノートに、さらっと書き出してみてください。
メモ書き例:
- 盛り込みたい要素
・エネルギーになる
・お腹の調子を整える
・脳の働きをサポートする- テーマ
朝バナナのメリット

ろんた
箇条書きでざっくり書くだけで良いんですね。

生成AI執事トゥエ
はい、この“ざっくり”が、後でAIに“わかりやすい指示”を出す土台になります。
ステップ2:Nano Banana Pro に「呪文(プロンプト)」を唱える

生成AI執事トゥエ
つづいて、いよいよ主役の登場です。
Geminiから Nano Banana Pro を指定して、具体的なお願い(プロンプト)を送ります。
たとえば、こんな文章をコピペして少し変えるだけでも十分です。
【おすすめプロンプト例】
「朝食にバナナを食べる3つのメリットを説明するインフォグラフィックを作成してください。
3つのメリットは「すばやいエネルギーチャージ」「お腹の調子を整える」「脳の働きをサポート」です。
デザインは『フラットデザイン』で、色は『黄色と水色』のパステルカラーを使ってください。
文字を入れるスペースを空けた、シンプルでわかりやすいレイアウトにしてください。」

ろんた
“フラットデザイン”とか“パステルカラー”とか、結構細かく指定していいんですね。

生成AI執事トゥエ
むしろ、具体的に指定していただいたほうが、仕上がりが安定します。
プロっぽく見せるコツとしては──
💡 プロのコツ
「フラットデザイン(平面的でシンプルな絵)」と指定すると、
今風でおしゃれな図解になりやすくなります。

※出力例 ※文字を入れるスペースに後から文字を追加
ステップ3:日本語も驚くほど正確!最後の「微調整」で完成

ろんた
ところで、日本語のテキストってちゃんと入れてくれるんでしょうか?
前に別の画像AIを使ったとき、日本語が謎の記号になってしまって…。

生成AI執事トゥエ
よくぞご質問くださいました。
実は、これこそがNano Banana Proの“進化ポイント”でございます。
- 以前の画像生成AI
・日本語が ぐにゃぐにゃ・謎文字 になりがち - Nano Banana Pro
・日本語テキストがかなりきれいに入るようになり、
タイトルや説明文も、プロンプトで指示すれば日本語で描画してくれます。
SNSなどでも、“日本語テキストがかなりマトモになった!”と話題でございますね。

ろんた
とはいえ、AIってたまに“やらかし”ますよね?

生成AI執事トゥエ
はい、たまに漢字を微妙に間違えたり、不思議な当て字が入ることもございます(笑)。
そんなときは、こう割り切っていただくのが良いです。
-
- 基本は AIにおまかせで8〜9割完成
- 気になる文字だけ、PowerPointやCanvaで上から差し替える
つまり、構図・色・レイアウトはNano Banana Proに丸投げし、テキストの最終調整だけ人間が“ちょい足し”するイメージでございます。

ろんた
それなら僕でもできそうです!
全部自分でゼロから作るより、圧倒的に楽ですね。
5. Nano Banana Proを使うと、ここが変わる

生成AI執事トゥエ
では最後に、“Nano Banana Proを使うメリット”を整理しておきましょう。
① 時間が「分」単位に短縮される
これまで1時間かかっていた
・レイアウト案を考える
・色の組み合わせを試す
・図形を並べる
といった作業が、数秒〜数十秒で一気に出てきます。
② 「伝わる」資料になる
文字だけの資料より、1枚のインフォグラフィックがあるだけで理解度が格段にアップします。
提案資料・社内共有資料など、どこに入れても“パッと見で伝わる”ようになります。
③ デザインの勉強がいらない
色のセンス、配置のセンス、フォントのバランス…
こうしたデザインの“暗黙知”はAIに丸投げ。
人間は「何を伝えたいか」だけに集中すればOKです。

生成AI執事トゥエ
最後にGeminiでNano Banana Proを使用する際の注意点をお伝えします。
右下の透かしについて
GeminiでNano BananaやNano Banana Proを使用して編集した画像をウェブやアプリから出力する場合、現行の仕様では出力画像の右下に可視透かしが入ることが一般的です。

透かしを外したい、または商用利用したい場合は、外部サービスなどでの有料プラン加入など別の提供条件を検討してください(プランによって透かしの扱いや利用条件が異なります)。
6. まとめ:Nano Banana Proは「伝わる形」にしてくれる相棒

ろんた
話を聞いていたら、
“デザインツール”というより“アイデアを図にしてくれる相棒”って感じがしてきました。

生成AI執事トゥエ
まさにその通りでございます。
Nano Banana Pro は、あなたの頭の中にあるアイデアを、一瞬で『伝わる形』にしてくれるパートナーです。
難しく考えず、まずは 「こんな図があったらいいな」という軽い気持ちで、Nano Banana Proに話しかけてみたり、
生成されたものを見て、「ここをもう少しシンプルに」「色を変えてみて」など微調整していくのが良いでしょう。

ろんた
なんだか、資料づくりがちょっと楽しみになってきました。

生成AI執事トゥエ
それは何よりでございます。
次の【基本編・応用プロンプト集】では、より高品質なインフォグラフィックを作るための具体的なプロンプト例もご紹介できますので、よろしければそちらもご一緒に磨いてまいりましょう。
この記事は2025年11月公開の記事です。技術の進化等により一部内容が異なることもございます。






