コピペで使えるAIディスカッション入門 【第3回】「その言葉、本当に大丈夫?」AIに“模擬裁判”をさせて、見えないリスクを洗い出す技術
AI執事「トゥエ」と学ぶ!中小企業のためのやさしい生成AI活用術
目次
キャラクター紹介

生成AI執事トゥエ
生成AI執事

ろんた
教育系ITサービスの営業・販促
「この言い方、大丈夫かな…?」が止まらない

ろんた
エンジニアさんの説明をそのまま資料にしたら、
経営陣に“で、いくら儲かるの?”って言われて、話が止まっちゃって……

生成AI執事トゥエ
それは、よくある“言葉の壁”でございますね。

ろんた
あと、SNS投稿も怖いです。
悪気はないのに炎上したらどうしようって……。
お詫びメールも、どこまで謝っていいのか分からなくて……

生成AI執事トゥエ
なるほど。
“誰に、どう聞こえるか”が分からない不安でございますね。
シリーズ最終回の今回は、
AIに立場の違う人たちを演じさせて、議論や“模擬裁判”をさせる方法をご紹介いたします。
チーム①:職種の壁を壊す
「経営と現場の翻訳会議」

ろんた
技術の話って、どうしても難しくなっちゃいますよね……

生成AI執事トゥエ
はい。現場は“スペックや安全性”、経営は“コストや利益”を見ております。
話が噛み合わないのは当然なのです。
そこでAIに、“技術の人・お金を見る人・通訳者”を同時に演じてもらいます。
こんな場面で使えます
- ITツール導入の予算申請
- 専門的トラブルの説明
- 部署間の調整・説明資料づくり
コピペで使えるプロンプト
あなたは優秀なビジネス翻訳チームです。
私の伝えたい【要望】を通すために、以下の3名で議論し、
最終的な「経営陣向けの説明文」を作ってください。
# 伝えたい要望
[例:サーバー代が月5万円上がりますが、サイト安定のために必要です]
# 参加者
1. CTO:技術的な正しさ・安全性を主張する
2. CFO:コスト増に厳しく「儲かるのか?」を問う
3. 通訳者:技術を“ビジネスの言葉”に翻訳する役
# ルール
・CFOが反対するところから開始
・通訳者は専門用語を使わず説明
・最終的にCFOが納得する文章を完成させる

ろんた
“通訳者”を入れるのがポイントなんですね!

生成AI執事トゥエ
はい。“正しい説明”と“伝わる説明”は別物でございます。
チーム②:炎上を未然に防ぐ
「SNSリスク検討会」

ろんた
これ、いいコピーだと思ったのに……
“それ炎上するよ”って後から言われるのが一番つらいです……

生成AI執事トゥエ
その気持ち、わかります。
最初に言って下さい! と言いたくなりますね。SNS投稿の前にもこの方法は役立ちますよ。
こんな場面で使えます
- SNS投稿
- 広告コピー
- 社内・社外向けのお知らせ
コピペで使えるプロンプト
あなたはリスク管理の専門チームです。
以下の【投稿案】について、2名の極端に厳しい指摘をするユーザーになりきって
炎上ポイントを指摘してください。
# 投稿案
[例:女性向け商品のコピー「家事も仕事も完璧なママへ」]
# 参加者
1. ポリコレ(ポリティカルコレクトネス)に厳しい活動家
2. 揚げ足取りなネット民
# ルール
・「ここが燃える」と容赦なく指摘
・最後に安全な修正案を出す

ろんた
うわ……先にボコボコにされる感じですね……

生成AI執事トゥエ
ええ。しかし本番で燃えるより、AIに燃やされた方が安全でございます。
チーム③:謝罪の正解を探す
「お詫びメールの査読会議」

ろんた
トラブルの時、つい“なんでもします!”って書きたくなっちゃって……

生成AI執事トゥエ
お気持ちは立派ですが、
それが後で会社を苦しめることもございます。
そこでAIに、
“焦る担当者”と“冷静な上司”を演じさせるのです。
こんな場面で使えます
- システム障害
- 納期遅延
- クレーム一次対応
コピペで使えるプロンプト
あなたは危機管理のプロです。
以下の【トラブル】について、2名で議論し、
適切なお詫びメールを作成してください。
# トラブル内容
[例:誤った請求メールを送信。原因は調査中]
# 参加者
1. 焦る担当者:とにかく謝りたい
2. 冷静な上司:断定や過剰な約束を止める
# ルール
・担当者案を上司が修正
・誠意とリスク管理の両立を目指す

ろんた
これなら、“気持ち”と“会社の立場”の両方を守れそうです……

生成AI執事トゥエ
まさに、そのための会議でございます。
◆ まとめ
AIに「小さな摩擦」を起こさせて、現実の「大きな事故」を防ぐ

生成AI執事トゥエ
ろんたさん、人はどうしても
“自分がどう言いたいか”に引っ張られてしまいます。
だからこそ、AIに反対・批判・衝突を先に経験させるのです。
- 経営と現場のズレ
- 世間からの批判
- 謝りすぎ・謝らなさすぎの境界線
これらをAI同士でぶつけておけば、
あなたは“最も安全で、最も伝わる言葉”を持って本番に臨めます。

ろんた
AIって、優しい相談相手だけじゃなくて……
“厳しい予行演習相手”にもなってくれるんですね。

生成AI執事トゥエ
はい。AIは、あなたが失敗しないために、代わりに失敗してくれる存在でございます。
次回はAIディスカッション特別編をお送りします。お楽しみに。
コピペで使えるAIディスカッション入門
- 【第1回】AIに「会議」をさせて、最強のアイデアを出す方法
- 【第2回】失敗はすべてAIで済ませろ。本番で勝つための「AIシミュレーション」仕事術
- 【第3回】「その言葉、本当に大丈夫?」AIに“模擬裁判”をさせて、見えないリスクを洗い出す技術
この記事は2025年12月公開の記事です。技術の進化等により一部内容が異なることもございます。






